...兄弟一緒に寄越すさ...
石川啄木 「足跡」
...兎に角弟の方も今年から寄越すさ...
石川啄木 「足跡」
...東京に着いてから手紙を寄越すべき人をを彼是(あれこれ)と數へてゐた...
石川啄木 「天鵞絨」
...当分東京さ置ぐからつて手紙寄越す筈にしたものす...
石川啄木 「天鵞絨」
...だがわが家主さんは依然として御用を聞かせに小僧さんを寄越すだけであつた...
高田保 「貸家を探す話」
...出先から寄越す手紙にも...
橘外男 「蒲団」
...怪しい素振(そぶり)はないと云う注進ばかりを寄越すのは...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...悦子が淋(さび)しがって頻(しき)りに呼びに寄越すのと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...前より頻繁(ひんぱん)に手紙を寄越すようになってはいた...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...此方へ寄越すかも知れない...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...樹明君から酒を寄越す...
種田山頭火 「其中日記」
...あの男がペテルブルグに落ち着き次第金を送って寄越す...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...あんな手紙をおれに寄越すとは! よくああまで図々しく空が使えたものだ! しかし...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...然し印税の支払になると現金の中へ第二封鎖の小切手をまぜて寄越すやうな事をするので其後は用心して一切関係しない事にしてゐます...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...魚芳は北支から便りを寄越すようになった...
原民喜 「翳」
...画を描いたり手紙を書いたりして寄越す...
牧野信一 「サクラの花びら」
...米沢表からおよそ二十名ほどの腕利きを選りぬいて寄越すように申し遣わしてあるが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そういう噂をひろめれば司祭王の方から迎いを寄越すかも知れぬと考えたのであるから...
和辻哲郎 「鎖国」
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若々しい元気な 惜しみない 誰も知らないうちに
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