...宜しく平心を以て之を待つべし...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...斯様なことは身体の上にも必ず宜しくない影響を及ぼして...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...解釈するも宜しく...
高木敏雄 「比較神話学」
...あなたの御家族の方々にも宜しくお伝えになって下さい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ああして置いては宜しくないから何とかして身を固めさせよう...
谷崎潤一郎 「細雪」
...民黨たるものは宜しく其擧動を愼み...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...民党たるものは宜しく其挙動を慎み...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...閣下は宜しく閣下の前途に政治上必然の反動あるを予期し置かざる可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...古きものは宜しく改むべきなり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...『宜しく牛の宍を以て...
中山太郎 「穀神としての牛に関する民俗」
...何分宜しく頼むぞ」「へエ――」二千八百石の殿樣から...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...百兵衞は錢形の親分に宜しくつて言つてましたよ」八五郎は妙なことを思ひ出したりするのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...教育の為に宜しくない――などゝ気が附いたので...
牧野信一 「晩秋」
...どうぞ宜しく申上げて下さい」「そうですか...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...先生へも宜しくね...
眞山青果 「茗荷畠」
...宜しく共に隠身の薬を求むべし...
南方熊楠 「十二支考」
...奥さんにも宜しく云ってくれ給え...
森鴎外 「鶏」
...陛下また宜しくみずから謀(はか)り以て善道を諮諏(ししゅ)し...
吉川英治 「三国志」
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