...続けさまに二度宙返りを打ったり...
芥川龍之介 「上海游記」
...逆立(さかだ)ちをしたり宙返りをしたり...
芥川龍之介 「少年」
...宙返りの用意を整(ととの)えながら...
海野十三 「空襲葬送曲」
...よくも宙返りに耐えたということは...
海野十三 「三重宙返りの記」
...鳥人スミス氏は飛行機の宙返りを爲したりと聞く...
大町桂月 「千川の櫻」
...宙返りでもした後(あと)のやうに...
薄田泣菫 「茶話」
...宙返りを半分しかけたやうな形で...
太宰治 「お伽草紙」
...身体が宙返りするように感じた...
直木三十五 「南国太平記」
...買いたての中折帽(なかおれぼう)が挨拶(あいさつ)もなく宙返りをして...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...彼はなぜ宙返りを打った」疑いはまさしくそこに宿るべきはずであった...
夏目漱石 「明暗」
...大分県が宙返りをするのは当然である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...砂地に近いところで伸々とした宙返りを打つた...
牧野信一 「或る日の運動」
...やおら見事な宙返りを打った...
牧野信一 「鬼涙村」
...鮮やかな宙返りを打つて波の底へ飛び込むと...
牧野信一 「まぼろし」
...こつちも宙返りでも演じてゐる如きおもひで見あげると...
牧野信一 「岬の春霞」
...たちまち宙返りをして必ず四足を地上に立つる...
南方熊楠 「十二支考」
...蠍はたちまち宙返りして腹を下にして落ち着く...
南方熊楠 「十二支考」
...ずっと以前に河原田翁の追善能で見た金剛某氏の仏倒れや一の松への宙返りをやって見たくて仕様がなかったが...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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