...間欠熱の特異的な原因が患者の体内で発達または増殖していることを示しているように見える状況が存在する...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...文芸家協会は依然として存在するのであるが...
高田保 「貸家を探す話」
...その美の奥にはおのずから永遠を思わせるものが存在する...
高村光太郎 「永遠の感覚」
...その觀念が何等私のうちに存しないところの無數のものが存在するにしても...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...そういうものの存在することをだれも知らないかあるいは忘れ果てていたのである...
寺田寅彦 「ロプ・ノールその他」
...日本に於て民衆として存在するものは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...彼は存在するすべてのものである……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...禿と同様に病気も存在する...
豊島与志雄 「愉快な話」
...ところがイオンが存在すると水蒸気はそのイオンを核として小水滴に凝縮する性質があるので...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...これは実世間に存在する円(まる)いものを説明すると云わんよりむしろ理想的に頭の中にある円というものをかく約束上とりきめたまでであるから古往今来変りっこないのでどこまでもこの定義一点張りで押して行かれるのです...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...あるいはわれそのものを樹立せんがために存在するか...
夏目漱石 「野分」
...強勢は権利なりとの格言さえあるこの浮世に存在する以上は...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「存在する」は「働く」「生きる」と同義である...
波多野精一 「時と永遠」
...存在するものが延長ある事物と合体するとき...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ちっぽけな所まで存在する...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...実は生物のある種はマルサスにおけるが如くにそれ自身として存在するものではなく...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...存在することも存在せぬことも可能であると見られ得る...
三木清 「歴史哲學」
...何かそれ相応の先型の存在することを確かめてからでないと...
柳田国男 「雪国の春」
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