...お由嬶(かかあ)に一寸用があるだで...
石川啄木 「赤痢」
...乳兒を抱いて來た嬶が訊いた...
石川啄木 「赤痢」
...嬶(かかあ)にいいつけてやるど...
伊藤左千夫 「春の潮」
...お嬶さんどうにかして貰えないだろうか」「一寸家(うち)まで行って...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...その用意をして貰おう」三お嬶(かみ)が呼びに行ったが...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...そこでお嬶さん、愚庵の立前(たちまえ)を引いて、お前さんに、小判で十両上げよう」「小判十両! 結構で御座います」「まアお待ちよ...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...早速亭主(うち)の野郎に見せて腰を抜かさして遣ります」と嬶さんは急いで小判を納(しま)い出した...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...長屋の嬶(かか)にお情もくそもあるものか...
太宰治 「新釈諸国噺」
...長屋の嬶達のからかいの的となっていた...
田中貢太郎 「立山の亡者宿」
...黒船が来るっていうのに、お前、わざわざ品川へ行って、遊んでいるなんざ、これ、人間業じゃあねえぜ」「ここへ来ている奴等も、一寸、変ってるのう」「俺は、お前、嬶(かかあ)に、こんな晩、妾を見すてて、寄席へ行くなら離縁してもらいましょう、と、いわれてね...
直木三十五 「南国太平記」
...俺の処なぞは、朝出て晩方帰るまでは、嬶の奴め、亭主を胴忘(どうわす)れしてやがる...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...嬶も飲んだくれで...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...子供二人と老母と嬶(かかあ)とこれだけの人間が...
葉山嘉樹 「牢獄の半日」
...あなた様は嬶あなんてものをお創造(つくり)になつただ!五をれるなすずかけ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...嬶も子供も碌に飯はねえ……」憲兵等は反り身になり胡散気(うさんげ)に睨んだ...
本庄陸男 「お菜のない弁当」
...又蟹口も自烈度(じれった)いくらいの嬶(かかあ)孝行というのが評判であった...
夢野久作 「衝突心理」
...それにつれて嬶(かかあ)や子供の何も知らぬ顔付きが...
夢野久作 「鼻の表現」
...最前夕食もしたためた」「気のつかない嬶(かか)あなので...
吉川英治 「江戸三国志」
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