...遥かに余韻(よいん)嫋々(じょうじょう)たる風韻(ふういん)を耳にするであろう...
海野十三 「発明小僧」
...再び嫋々(じょうじょう)と...
大阪圭吉 「寒の夜晴れ」
...余音嫋々(じょうじょう)として絶えざるの感あり...
高浜虚子 「子規居士と余」
...嫋々(じょうじょう)の影...
太宰治 「二十世紀旗手」
...縷々嫋々として喋りまくったが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...晴、春風嫋々...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...なほ嫋々たる余音を断たないといふほどの心で人を驚かすほどのことはないが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...「余韻嫋々――」などと云つて笑つた...
牧野信一 「毒気」
...艶花(あでやか)にして嫋々(なよなよ)とした立ちすがたであったのです...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...悲しみをあらわす事には嫋々(じょうじょう)切々として...
夢野久作 「能とは何か」
...柳塘(りゅうとう)の緑は嫋々(じょうじょう)と垂れ...
吉川英治 「三国志」
...いつまで綿々嫋々(じょうじょう)と...
吉川英治 「三国志」
...嫋々(じょうじょう)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...足をとられそうに嫋々(なよなよ)と見えた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...嫋々哀々(じょうじょうあいあい)...
吉川英治 「随筆 新平家」
...嫋々(じょうじょう)としてもの淋しい遍路(へんろ)の鈴(りん)が寂寞(せきばく)をゆすって鳴る……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...嫋々(じょうじょう)たる呂律(りょりつ)が川波にのって流れ...
吉川英治 「松のや露八」
...嫋々(なよなよ)した花の姿...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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