...此の娑婆に生れて来て居ても...
有島武郎 「かんかん虫」
...無理矢理に娑婆へ暴れ出した罰であらうと考へられる...
石川啄木 「雲は天才である」
...娑婆氣(しやばツけ)らしい夥間(なかま)の車夫(わかいしゆ)が...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...まだ娑婆気(しゃばッき)のある頃は...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...いつ娑婆(しゃば)へでてこられるか分りゃしない」先生がおそれるわけは...
海野十三 「少年探偵長」
...可愛らしき小児をいだく手も清くほそやかにして、力なげなる年若き女の、お月さまいくつ十三なゝつなど、小声にうたふにつれて、かたごとに、のゝさま/\と言ひつゞけしが、はてはつかれて、やわらかき手、母の胸にあてて、ちゝ/\とねだれば、月に白き豊胸露はし、乳房ふくませて、いきうつしと覚えずつぶやきたる声低く、眼も放たでみとれたる足元に、竹影娑婆として、孤月むなしく長風の上にすみてつれなし...
大町桂月 「月譜」
...おいらアもうちっとで娑婆(しゃば)にお別れよ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...この娑婆で生きてゆくのはいいものさ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...その実はやはり娑婆気(しゃばけ)もあり慾気(よくけ)もある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...聴いてくれる人が一人でもこの娑婆(しゃば)にあるうちは...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...娑婆(しやば)の業(ごふ)を人間に与へ給ふなり...
林芙美子 「浮雲」
...緋娑子さんが、この前に遊びに来たのは、去年の暮れごろのことだったから、むかしといったって、まだ、半年そこそこにしかならないが、緋娑子さんの咏歎(えいたん)をきいていると、それが、『昔々、あるところに』の、あの『大昔』のようにきこえる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...「娑婆(しゃば)に戻ったようでした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...ここにはじめて娑婆(しゃば)の空気を吸いはじめたのである...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...娑婆へも出られたわけだが...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...静かだッて淋しいッてまるで娑婆(しゃば)でいう寂莫(せきばく)だの蕭森(しょうしん)だのとは違ってるよ...
正岡子規 「墓」
...厭だつた娑婆世界に難なくすべりこんだ嬉しさを感じたのだ...
室生犀星 「汽車で逢つた女」
...えせ小鷹手ごとに誰も持ちたれど鳥捕る事はさらになし鉛(なまり)作りの大がたな太刀より優(いう)に拵へて前下がりにぞ指し誇(ほ)らす婆娑羅扇(ばさらあふぎ)の五ツ骨広腰...
吉川英治 「私本太平記」
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