...始めから自分達が優者である如く威張り散らすのである...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...威張り散らすような風で彼に向って肩肱を張って...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...訳もわからないで無暗(むやみ)に威張り散らすのが御役人だと思っていた...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...折助は士分面をして威張り散らすことがあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...金は使わないくせに威張り散らすという廉(かど)で...
中里介山 「大菩薩峠」
...本官の奴等平生餘り威張り散らすから少し懲らしてやれといふので僕が行つて見ると大層裝つて居るが假病である...
長塚節 「開業醫」
...威張り散らすだけで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...苦しまぎれに威張り散らす...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...菊田をカサに着て威張り散らすとて評判悪し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...断(ことは)りもなしに他人の小屋に這入り込んで吾もの顔で威張り散らすとは何たる事だ...
牧野信一 「船の中の鼠」
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