...わがヤクーツク造船所の販売代理権を極めて好条件で貴君の手に委ねることにつき...
海野十三 「地球発狂事件」
...主體が實在者として飽くまでも隱れたる中心を守り自己を他者の所有に委ねるを拒むとは異なつて...
波多野精一 「時と永遠」
...かくて時を知らぬ純粹の存在・純粹の眞理の觀想に身を委ねることが...
波多野精一 「時と永遠」
...息子を学童疎開に出して一人きりになつている康子に委ねる...
原民喜 「壊滅の序曲」
...我々が判断を下す単一の事象の決定を委ねるのは...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...偶然に委ねるしかない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...時日に身を委ねるより他は...
牧野信一 「裸虫抄」
...独身の場合よりも大きな困難と激しい労働とに身を委ねることにはならないであろうか...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...工業及び輸送を外国に委ねる場合よりも低廉にこれらの事業を行い得るであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...彼はそれを歴史的批評の破壊的暴露に委ねることを好まない...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...文学の芸術に身を委ねるものにとつて...
水野葉舟 「言文一致」
...何處の誰だかわかりもしない他人の手に委ねる事は情に於て忍びなかつたのださうである...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
......
室生犀星 「愛の詩集」
...身を委ねる事も出来た...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...彼ら固有の力すなわち体力と気魄以外のものに委ねることを欲しなかったからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ちょうど一切を神に委ねる時...
柳宗悦 「工藝の道」
...自然のままに凡てを委ねるもの...
柳宗悦 「民藝四十年」
...最終的には科学界の指導的人物たちに判断を委ねる必要がある...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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