例文・使い方一覧でみる「如才なく」の意味
スポンサーリンク...召使いの奉公人にまでも如才なくお世辞を振播（ふりま）いて... 
内田魯庵 「淡島椿岳」
...社交上には如才なく振舞って勢力を扶植し...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...口前も如才なくなり...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...」と女は如才なく店の閑（ひま）なことを零（こぼ）した...
徳田秋声 「足迹」
...如才なく立廻らないと損ですからねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...米友も如才なく合わせました...
中里介山 「大菩薩峠」
...やはり如才なく言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...如才なく後戻りをしてみせる...
中里介山 「大菩薩峠」
...如才なく迎へてくれたのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの通り若々しくて綺麗だから」「それをどうして破談になすつたんで？」「あの女は如才なくて賢こいが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...如才なく同意を求めてきた...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...すっかり精算するまでやつの前では如才なく笑っているべきだった...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...如何にも如才なく母の気持を察してゐる者のやうに云つた...
牧野信一 「熱海へ」
...いよ／＼堪らなくなつて家に駈け込むまで如才なく相手をしてゐた...
牧野信一 「Ｆ村での春」
...如才なく圓遊はいっぽうの手の次の花火を点火していた...
正岡容 「圓朝花火」
...「あれはジェンキンさんじゃアないかね」と如才なく訊ねた...
松本泰 「Ｐ丘の殺人事件」
...客の張三は如才なく相槌（あいづち）を打って...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「この通りのお気前だから――」如才なく土間へ下りて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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