...又文を作らんとするものは如何なる都会人であるにしても...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...此歌の思ひを沁々と身に覺える事が出來ないことは如何なる世に於いても其人の生活の缺陷である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...女子は解放を通じて如何なることを成し遂げ得たか? 結果は僅(わず)かに数洲に於ける選挙権の獲得となつて現はれたに過ぎない...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「婦人解放の悲劇」
...如何なる因縁ぞや...
大町桂月 「吾嬬の森」
...凡そ如何なる器械でも...
丘浅次郎 「人類の将来」
...彼は如何なる場合においても...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...普遍妥当性と云う概念は如何なる事態を指しているのかを見る必要がある...
戸坂潤 「科学方法論」
...人民に向かっては如何なる政治方針も常に道徳として説得されねばならぬものなのだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...社会が如何なる意義をもち...
戸坂潤 「辞典」
...如何なる身振や叫び声にも増した深い感激のこもつたものでありました...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...さりとて如何なる縁起も盡く信用の出來ぬと云ふ譯ではないのみならず...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...』クロオド・ベルナアルは如何なる論拠に立つて...
平林初之輔 「エミイル・ゾラの文学方法論」
...如何なる国民といえども...
穂積陳重 「法窓夜話」
...爾後如何なる心鬼に怯さるゝも断じて酒盃こそ執るまじ...
牧野信一 「淡雪」
...併し定家も探幽も相当に練磨の力はありて如何なる場合にも可なりにやりこなし申候...
正岡子規 「再び歌よみに与ふる書」
...如何なる勢いが貴方がたをかくはさせたのであるか...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...如何なる逃げ口上も彼をこの難關から救ひ出しさうでなかつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...「いったい如何なる大事が出来て...
吉川英治 「三国志」
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