...さまざまの好餌(こうじ)を...
海野十三 「空襲葬送曲」
...(二)あらゆる好餌(こうじ)を用意して...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...三 〔棄権の増加と政界の腐敗〕こういう風に実行も出来ぬ地方問題を好餌(こうじ)として...
大隈重信 「選挙人に与う」
...かえって我々自身の方が敵の求むる好餌たるの悲運に...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...学位授与の弊害のみを誇大視して徒(いたず)らにジャーナリズムの好餌としていては...
寺田寅彦 「学位について」
...狆のように戯れかかられる時には、眉をひそめ、狼のように冷視される時には、好餌で誘った...
豊島与志雄 「同感」
...彼等の誘惑の好餌ならぬものはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼らの不断の掠奪の好餌であった...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...日本が好餌として沿海を窺(うかが)われている事実や...
吉川英治 「脚」
...緞子(どんす)千匹を贈るであろう」という好餌(こうじ)をもって...
吉川英治 「三国志」
...ことごとく顔良の好餌(こうじ)となるばかりである...
吉川英治 「三国志」
...呉の大将韓当は、それを防ぎ防ぎ自身、長槍を持って一艇の舳(みよし)に立ち現れ、「御座んなれ、みな好餌だ」と、横ざまに艇をぶつけて行った...
吉川英治 「三国志」
...いわゆるお誂(あつら)え向きな戦態をもってこの好餌をおおい包み...
吉川英治 「三国志」
...捕るにまかせた好餌(こうじ)と狙われているらしく...
吉川英治 「私本太平記」
...などとあらゆる恫喝(どうかつ)や好餌(こうじ)を携(たずさ)えて...
吉川英治 「新書太閤記」
...好餌(こうじ)としているが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...好餌に見えたにちがいない...
吉川英治 「平の将門」
...好餌をもって誘っても...
吉川英治 「宮本武蔵」
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