...あの好青年も、ついにおなじ脱(のが)れられない運命のもとに死んでいったのであろう...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...あのふたりの好青年を捜し出してきた腕まえからも...
江戸川乱歩 「影男」
...才智縦横(さいちじゅうおう)の好青年...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...憂国の好青年だった事においては変りは無いのだ...
太宰治 「惜別」
...これはもの静かな口数の少い好青年で...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...りっぱな中流家庭に生まれて芸術上の志望をもってる好青年だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この好青年にあらぬ使命を持たせたものだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰にも愛される好青年だった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...人柄はまことにいきな一九三一年型の好青年紳士です...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...この好青年は、久藏、久三郎親子の反對を押し切つて、お染と一緒になる勇氣がないのでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...全く並々ならぬ好青年武士であつた樣です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...むっつりした好青年で...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...その次の兄の俊次郎とかいったのは好青年であったらしく...
柳田国男 「故郷七十年」
...郷里は越前の国で父(仏師)に彫刻を学び、十九歳のとき上京したが翌年故あって拙宅に寄寓した、白面の好青年、一室に籠ってこつこつやっていたが、いつの間にか精巧驚くべき象牙彫の置物を仕上げた...
山本笑月 「明治世相百話」
...一箇の好青年でしかなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...半兵衛より四つ年下の好青年で...
吉川英治 「新書太閤記」
...才(さい)長(た)けた好青年でもある...
吉川英治 「新書太閤記」
...結局君のような好青年を見つけたかったからなのじゃ...
蘭郁二郎 「白金神経の少女」
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