...しかもいつか体中に冷や汗を流してゐるのです...
芥川龍之介 「河童」
...からだ全体がしびれるようにしゃちこばって冷や汗が額にも手にもしとどに流れた...
有島武郎 「或る女」
...全身にビッショリ冷や汗をかきながら...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...時局あて込みの幕末ものの字幕のイデオロギーなどは実に冷や汗をかかせるものである...
寺田寅彦 「映画芸術」
...たいていは退屈でなければ冷や汗の出るようなものである...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...思い出しても冷や汗が流れる...
寺田寅彦 「映画時代」
...当の学者は陰で冷や汗を流すのである...
寺田寅彦 「錯覚数題」
...当人は冷や汗を流して辟易(へきえき)し...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...お庄は冷や汗で体中びっしょりしていた...
徳田秋声 「足迹」
...そして私の過去をふりかえってみて冷や汗の出る思いをする...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...真っ青なぞっとする顔に冷や汗をかき...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...冷や汗がどっと吹き出し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...そう考えるたびに栄二は冷や汗をかいた...
山本周五郎 「さぶ」
...とたんに彼は背に冷や汗をながしたのである...
吉川英治 「三国志」
...どうか最前の悪タレは平(ひら)にご用捨くださいまし」腋(わき)の下に冷や汗をたたえているような詫び方だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...冷や汗が出申すのじゃ」といった...
吉川英治 「親鸞」
...じつに冷や汗ものである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...恐怖の冷や汗にまみれ...
J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu The Creative CAT 訳 「ドラムガニョールの白い猫」
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