...鳶色(とびいろ)の頭髪(かみのけ)をした好男子で...
モオパッサン 秋田滋訳 「墓」
...色の浅黒い好男子なのです...
芥川龍之介 「或恋愛小説」
...その近辺に一人の好男子が住んでいる...
井上円了 「おばけの正体」
...田島の如きあか抜けた好男子の出没は...
太宰治 「グッド・バイ」
...何も好男子でなくてもよいし...
谷崎潤一郎 「細雪」
...所謂(いわゆる)好男子ではないが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...郁治は好男子ではなかった...
田山花袋 「田舎教師」
...君を好男子と思うのは無理はないよ...
田山花袋 「少女病」
...主人公の「野性的好男子」もわれらのような旧時代のものにはどうもあまり好感の持てないタイプである...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...好男子でもあるし...
豊島与志雄 「食慾」
...顔の蒼白い好男子だった...
豊島与志雄 「早春」
...庄太郎は町内一の好男子(こうだんし)で...
夏目漱石 「夢十夜」
...寒月君は苦味(にがみ)ばしった好男子で...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...しかもこの好男子にして山の芋を盗むなと思ったら急におかしくなった...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...女の眼から見た好男子とは形が違ふなんてことも大分言はれてゐた...
水野仙子 「犬の威嚴」
...稍(や)や無頼漢肌の土地の好男子の連れて来る...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...好男子という程でもない...
夢野久作 「暗黒公使」
...その当時の学生の中(うち)でも一二を争う好男子の偉丈夫で...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??