...即ち生命の緊張が一番好ましいものに思われる...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...好ましいまたは好ましくない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...大口のリャクをやるか」ほんとはリャクを俺自身はあまり好ましいことではないとしていたのだ...
高見順 「いやな感じ」
...最早やその好ましい勤務が自分に任(ゆだ)ねられる折とてもなく...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...好ましいようであった...
徳田秋声 「足迹」
...之と一定の好ましい関係に立っているということである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ジャーナリズムは何か一つの好ましからぬ又は好ましい主義或いは状態を指すもののように思われている...
戸坂潤 「思想としての文学」
...余は好ましい道連でないと思つたからうつちやらうとすると女は汗を垂らしながら跟いて來る...
長塚節 「旅の日記」
...詩人の心も欲しいものは好ましい刺戟であらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...とても好ましい借家人なので...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...大きな出生率は好ましい徴候であるが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...本来は好ましいまたは結構な...
柳田国男 「年中行事覚書」
...他は好ましいことであった故に...
柳田国男 「年中行事覚書」
...好ましい住居、好ましく着るよろこび、喰べたり飲んだりするよろこび、人に愛されたり、尊敬されたりするよろこび...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...春の夜道も好ましいゆえ...
吉川英治 「剣の四君子」
...自分の許へ通っていた“好ましい初心(うぶ)なお客”であったことを...
吉川英治 「平の将門」
...眼を伏せるのゝ好ましい時とがある...
若山牧水 「樹木とその葉」
...わけてもこれが好ましい...
若山牧水 「なまけ者と雨」
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