...俗曲の方には好き嫌いや註文があって...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...好悪とは好き嫌いということである...
大隈重信 「政治趣味の涵養」
...考えてみますと好き嫌いが先に定って...
太宰治 「虚構の春」
...一人のこらず彼の好き嫌いを呑み込んでいて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...「ジャッキーは好き嫌いが激しくて...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...好き嫌いなんかまるでないんだから...
豊島与志雄 「慾」
...好き嫌いももちろんあるし...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...非常に好き嫌いのあった人で...
夏目漱石 「正岡子規」
...この好き嫌いをもって物を判断する標準にすると...
新渡戸稲造 「自警録」
...彼はもう食べものに好き嫌いがなくなっていた...
原民喜 「遥かな旅」
...人間の好き嫌いって奴は実に様々なものですねえ...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...食べものの好き嫌いがあるということを書いて...
古川緑波 「駄パンその他」
...前年予植物同士相好き嫌いする説をロンドンで出し大いに注意を惹(ひ)いたが...
南方熊楠 「十二支考」
...進歩のためには自分の好き嫌いの感情でわれわれは今だまされている...
宮本百合子 「幸福の建設」
...それにつれて好き嫌いが實に極端にひどいのです...
三好十郎 「肌の匂い」
...そのうちでも好き嫌いがあって...
柳田国男 「故郷七十年」
...これをただ雀の好き嫌いと解し...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...仕事に対する好き嫌いを全然云わない修業をさせられました...
夢野久作 「スランプ」
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