例文・使い方一覧でみる「女主人公」の意味
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...「双鎖山（そうさざん）」の女主人公金定等は悉（ことごとく）こう言う女傑である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...そしてその幕切れのところで劇の女主人公に躍（おど）りかかると...
岩野泡鳴 「猫八」
...何とたくさんの物語の主人公と女主人公がこのまち筋を歩かせられ...
谷譲次 「踊る地平線」
...シンダレラの教母 シンダレラは有名なお伽噺の女主人公で...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...女主人公が穴蔵へ引っ込んだあとへイルマが蠅取（はえと）り紙を取り換えに来る...
寺田寅彦 「映画雑感（４［＃「４」はローマ数字、1-13-24］）」
...そしてこの話の女主人公も...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...女主人公は、一人の子どもを設けてるつまらない夫と離婚して、愛してる正直な男に再婚したのであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただこの昔語（むかしがたり）の主人公がその女主人公に見出した魅力を...
中島敦 「環礁」
...彼は無論この渦（うず）まく色の中に坐っている女主人公の幻影を忘れる事ができなかった...
夏目漱石 「明暗」
...すべての女主人公を一固めにして...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...鏡が寂しさうだといふのであるから女主人公もただの女ではなささうな気もする...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...かの老執事が女主人公の暴れ出すのを折檻（せっかん）して取り鎮めるとともに...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...「餘計者」も亦冒頭の朝子といふ女主人公が...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...作者は一歩女主人公の心の内にせまって...
宮本百合子 「『健康会議』創作選評」
...そして、女主人公が、その野霧が次第にうっすりとする街へかえりながら、自分が不器用で、才覚なしだったものだから、のぞみのよこをただとおってしまったことについてのこりおしく思って歩いている心持をうたった詩...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この事件の女主人公（ひろいん）が怪しいとは言語道断……」「あたし久し振りに日本に帰って来たんですから...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...欧洲の近代文学に現れた自由思想家の理想的仮設人物である優秀な女主人公やを標準にして...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...中央の高い壇上に立つ女主人公に向かって...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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