例文・使い方一覧でみる「失せろ」の意味

...出て行け！　さっさとこの家から出て失せろ……」女房の権幕に作造はやおら起（た）ち上った...
犬田卯「おびとき」

...「さつさと失せろ！　顔見るのもイヤぢや」駐在所では仙吉の帰つたのを知つてゐた...
武田麟太郎「反逆の呂律」

...失せろ！」何も言う必要はなかった... 失せろ！」何も言う必要はなかったの読み方
アーサー・コナン・ドイル　Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳「蒼炎石」

...車掌に謝った上で逃げ失せろ... 車掌に謝った上で逃げ失せろの読み方
豊島与志雄「電車停留場」

...外国に出て失せろ... 外国に出て失せろの読み方
永井隆「ロザリオの鎖」

...太陽が軌道を外（はづ）れるなんて！失せろ... 太陽が軌道を外れるなんて！失せろの読み方
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー　Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳「ランボオ詩集」

...驢馬に乗つて失せろ... 驢馬に乗つて失せろの読み方
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー　Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳「ランボオ詩集」

...何だ失せろだと、失せてやるから失せるようにしろ... 何だ失せろだと、失せてやるから失せるようにしろの読み方
長谷川伸「瞼の母　二幕六場」

...時々痙（ひき）つけるやうになつて別れろ失せろつて... 時々痙つけるやうになつて別れろ失せろつての読み方
室生犀星「命」

...」「おめえこそ早く失せろ... 」「おめえこそ早く失せろの読み方
室生犀星「命」

...出て失せろ」茂兵衛は正吉の背を蹴放した... 出て失せろ」茂兵衛は正吉の背を蹴放したの読み方
山本周五郎「お美津簪」

...ほかへ失せろ」「ほかの谷（やつ）の穴へ行け」「ご執権を暗愚にして... ほかへ失せろ」「ほかの谷の穴へ行け」「ご執権を暗愚にしての読み方
吉川英治「私本太平記」

...とッとと何処へでも消え失せろ」なにしろ盛り場の真昼である... とッとと何処へでも消え失せろ」なにしろ盛り場の真昼であるの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...やがて彼は、銀十両を男の鼻面へ投げやって、「やい、これをくれてやるから、とッとと失せろ...
吉川英治「新・水滸伝」

...すべた、私窩子（じごく）、消えて失せろ... すべた、私窩子、消えて失せろの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...持って失せろっ」呼びかけながら... 持って失せろっ」呼びかけながらの読み方
吉川英治「親鸞」

...」「そりゃなんのことだ？　ええ出て失せろ！」と... 」「そりゃなんのことだ？　ええ出て失せろ！」との読み方
神西清訳「ムツェンスク郡のマクベス夫人」

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