...これとほとんど同時代にまたアルハーゼン(Alhazen)が光学に関する大著述を出しているが...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...エリゼ・ルクリュの大著『世界新地理學』の東亞の卷を書架から引出し...
石川三四郎 「浪」
...古今の英雄の詩、美人の歌、聖賢の経典、碩儒の大著、人間の貴い脳漿を迸ばらした十万巻の書冊が一片業火に亡びて焦土となったを知らず顔に、渠等はバッカスの祭りの祝酒に酔うが如くに笑い興じていた...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...すべて大著述の特徴は論証的なるよりも暗示的(Suggestive)なるにある...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...一九一二年アルベール・カイエというこの道の学者が「神秘学書目」という各冊六百頁三巻の大著をだしているが...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...その他文学に於てもなかなか大著述がある...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...将来の戦争と称する全部六巻の大著を物(もの)し...
大隈重信 「文明史上の一新紀元」
...大著「羅馬古代政治の一般組織」は...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...翌九四年大著『全知識学の基礎』(Grundlage der gesamten Wissenschaftslehre, 1795)に著手した...
戸坂潤 「辞典」
...ライプニツがロックの『エッセイ』を逐条評論した大著『ヌーヴォ・ゼッセイ』は...
戸坂潤 「読書法」
...これは全く一種の大著述であります...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...仏蘭西(フランス)にて夙(つと)に日本美術の大著を出版したるルイ・ゴンスはけだし泰西における北斎称賛者中の第一人者なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...貴様なぞは知るまいが昔(むか)しアイソクラチスと云う人は九十四歳で大著述をした...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...『古泉大全』と題する大著があって...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...明治二十六年に至って初めてその大著を脱稿し...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...一六〇四年に発表されたジュスト・リプスのストア主義に関する大著の中に実現されている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何れ大著が未来に約束されてゐると思ふが...
柳宗悦 「和紙十年」
...この大著作に対する反対論者の攻撃は...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??