例文・使い方一覧でみる「大和尚」の意味


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...今天(あめ)が下(した)に法誉無上(ほうよむじょう)の大和尚(だいおしょう)と承わったが...   今天が下に法誉無上の大和尚と承わったがの読み方
芥川龍之介 「邪宗門」

...大和尚の風采(ふうさい)をそなえている...   大和尚の風采をそなえているの読み方
井上円了 「おばけの正体」

...大和尚に伺ってみましょうか」「およしなさい...   大和尚に伺ってみましょうか」「およしなさいの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...それは名刹(めいさつ)恵林寺の大和尚として...   それは名刹恵林寺の大和尚としての読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...安然大和尚ともあるべき人物が...   安然大和尚ともあるべき人物がの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...真率なる快活なる宗近家の大和尚(だいおしょう)は...   真率なる快活なる宗近家の大和尚はの読み方
夏目漱石 「虞美人草」

...とうとう御無沙汰(ごぶさた)になりまして……」で少し句が切れたから大和尚が何か云おうとすると...   とうとう御無沙汰になりまして……」で少し句が切れたから大和尚が何か云おうとするとの読み方
夏目漱石 「虞美人草」

...いそがしきは大和尚...   いそがしきは大和尚の読み方
樋口一葉 「たけくらべ」

...長吉は我が門前に産聲を揚げしものと大和尚夫婦が贔屓もあり...   長吉は我が門前に産聲を揚げしものと大和尚夫婦が贔屓もありの読み方
樋口一葉 「たけくらべ」

...九如是我聞(によぜがもん)、佛説阿彌陀經(ぶつせつあみだきやう)、聲は松風に和(くわ)して心のちりも吹拂はるべき御寺樣の庫裏(くり)より生魚あぶる烟なびきて、卵塔場(らんたふば)に嬰兒(やゝ)の襁褓(むつき)ほしたるなど、お宗旨によりて構ひなき事なれども、法師を木のはしと心得たる目よりは、そゞろに腥(なまぐさ)く覺ゆるぞかし、龍華寺の大和尚身代と共に肥へ太りたる腹なり如何にも美事に、色つやの好きこと如何なる賞め言葉を參らせたらばよかるべき、櫻色にもあらず、緋桃の花でもなし、剃りたてたる頭より顏より首筋にいたるまで銅色(あかゞねいろ)の照りに一點のにごりも無く、白髮もまじる太き眉をあげて心まかせの大笑ひなさるゝ時は、本堂の如來さま驚きて臺座より轉(まろ)び落給はんかと危ぶまるゝやうなり、御新造はいまだ四十の上を幾らも越さで、色白に髮の毛薄く、丸髷も小さく結ひて見ぐるしからぬまでの人がら、參詣人へも愛想よく門前の花屋が口惡る嬶(かゝ)も兎角の蔭口を言はぬを見れば、着ふるしの裕衣、總菜のお殘りなどおのづからの御恩も蒙るなるべし、もとは檀家の一人成しが早くに良人を失なひて寄る邊なき身の暫時こゝにお針やとひ同樣、口さへ濡らさせて下さらばとて洗ひ濯(そゝ)ぎよりはじめてお菜ごしらへは素よりの事、墓場の掃除に男衆の手を助くるまで働けば、和尚さま經濟より割出しての御ふ憫かゝり、年は二十から違うて見ともなき事は女も心得ながら、行き處なき身なれば結句よき死場處と人目を恥ぢぬやうに成りけり、にが/\しき事なれども女の心だて惡るからねば檀家の者も左のみは咎めず、總領の花といふを懷胎(まうけ)し頃、檀家の中にも世話好きの名ある坂本の油屋が隱居さま仲人といふも異な物なれど進めたてゝ表向きのものにしける、信如も此人の腹より生れて男女二人の同胞(きやうだい)、一人は如法(によほふ)の變屈ものにて一日部屋の中にまぢ/\と陰氣らしき生(むま)れなれど、姉のお花は皮薄の二重腮(あご)かわゆらしく出來たる子なれば、美人といふにはあらねども年頃といひ人の評判もよく、素人にして捨てゝ置くは惜しい物の中に加へぬ、さりとてお寺の娘に左り褄、お釋迦が三味ひく世は知らず人の聞え少しは憚かられて、田町の通りに葉茶屋の店を奇麗にしつらへ、帳場格子のうちに此娘(こ)を据へて愛敬を賣らすれば、科りの目は兎に角勘定しらずの若い者など、何がなしに寄つて大方毎夜十二時を聞くまで店に客のかげ絶えたる事なし、いそがしきは、大和尚、貸金の取たて、店への見廻り、法用のあれこれ、月の幾日(いくか)は説教日の定めもあり帳面くるやら經よむやら斯くては身躰のつゞき難しと夕暮れの縁先に花むしろを敷かせ、片肌ぬぎに團扇づかひしながら大盃に泡盛をなみなみと注がせて、さかなは好物の蒲燒を表町のむさし屋へあらい處をとの誂へ、承りてゆく使ひ番は信如の役なるに、其嫌やなること骨にしみて、路を歩くにも上を見し事なく、筋向ふの筆やに子供づれの聲を聞けば我が事を誹らるゝかと情なく、そしらぬ顏に鰻屋の門を過ぎては四邊(あたり)に人目の隙をうかゞひ、立戻つて駈け入る時の心地、我身限つて腥きものは食べまじと思ひぬ...   九如是我聞、佛説阿彌陀經、聲は松風に和して心のちりも吹拂はるべき御寺樣の庫裏より生魚あぶる烟なびきて、卵塔場に嬰兒の襁褓ほしたるなど、お宗旨によりて構ひなき事なれども、法師を木のはしと心得たる目よりは、そゞろに腥く覺ゆるぞかし、龍華寺の大和尚身代と共に肥へ太りたる腹なり如何にも美事に、色つやの好きこと如何なる賞め言葉を參らせたらばよかるべき、櫻色にもあらず、緋桃の花でもなし、剃りたてたる頭より顏より首筋にいたるまで銅色の照りに一點のにごりも無く、白髮もまじる太き眉をあげて心まかせの大笑ひなさるゝ時は、本堂の如來さま驚きて臺座より轉び落給はんかと危ぶまるゝやうなり、御新造はいまだ四十の上を幾らも越さで、色白に髮の毛薄く、丸髷も小さく結ひて見ぐるしからぬまでの人がら、參詣人へも愛想よく門前の花屋が口惡る嬶も兎角の蔭口を言はぬを見れば、着ふるしの裕衣、總菜のお殘りなどおのづからの御恩も蒙るなるべし、もとは檀家の一人成しが早くに良人を失なひて寄る邊なき身の暫時こゝにお針やとひ同樣、口さへ濡らさせて下さらばとて洗ひ濯ぎよりはじめてお菜ごしらへは素よりの事、墓場の掃除に男衆の手を助くるまで働けば、和尚さま經濟より割出しての御ふ憫かゝり、年は二十から違うて見ともなき事は女も心得ながら、行き處なき身なれば結句よき死場處と人目を恥ぢぬやうに成りけり、にが/\しき事なれども女の心だて惡るからねば檀家の者も左のみは咎めず、總領の花といふを懷胎し頃、檀家の中にも世話好きの名ある坂本の油屋が隱居さま仲人といふも異な物なれど進めたてゝ表向きのものにしける、信如も此人の腹より生れて男女二人の同胞、一人は如法の變屈ものにて一日部屋の中にまぢ/\と陰氣らしき生れなれど、姉のお花は皮薄の二重腮かわゆらしく出來たる子なれば、美人といふにはあらねども年頃といひ人の評判もよく、素人にして捨てゝ置くは惜しい物の中に加へぬ、さりとてお寺の娘に左り褄、お釋迦が三味ひく世は知らず人の聞え少しは憚かられて、田町の通りに葉茶屋の店を奇麗にしつらへ、帳場格子のうちに此娘を据へて愛敬を賣らすれば、科りの目は兎に角勘定しらずの若い者など、何がなしに寄つて大方毎夜十二時を聞くまで店に客のかげ絶えたる事なし、いそがしきは、大和尚、貸金の取たて、店への見廻り、法用のあれこれ、月の幾日は説教日の定めもあり帳面くるやら經よむやら斯くては身躰のつゞき難しと夕暮れの縁先に花むしろを敷かせ、片肌ぬぎに團扇づかひしながら大盃に泡盛をなみなみと注がせて、さかなは好物の蒲燒を表町のむさし屋へあらい處をとの誂へ、承りてゆく使ひ番は信如の役なるに、其嫌やなること骨にしみて、路を歩くにも上を見し事なく、筋向ふの筆やに子供づれの聲を聞けば我が事を誹らるゝかと情なく、そしらぬ顏に鰻屋の門を過ぎては四邊に人目の隙をうかゞひ、立戻つて駈け入る時の心地、我身限つて腥きものは食べまじと思ひぬの読み方
樋口一葉 「たけくらべ」

...大和尚大笑ひに笑ひすてゝ...   大和尚大笑ひに笑ひすてゝの読み方
樋口一葉 「たけくらべ」

...大和尚(だいおしよう)大笑(おほわら)ひに笑(わら)ひすてゝ...   大和尚大笑ひに笑ひすてゝの読み方
樋口一葉 「たけくらべ」

...『唐大和尚東征伝』や蘭人リンスコテンの『東印度紀行(ヴォヤージュ・エス・アンドリアンタル)』(一六三八年アムステルダム版...   『唐大和尚東征伝』や蘭人リンスコテンの『東印度紀行』(一六三八年アムステルダム版の読み方
南方熊楠 「十二支考」

...「大和尚伝」などという文章もあった...   「大和尚伝」などという文章もあったの読み方
柳田国男 「故郷七十年」

...村でもただ「大和尚」と呼んで...   村でもただ「大和尚」と呼んでの読み方
柳田国男 「故郷七十年」

...その名にふさはしい巨躯と温容とを持つ大和尚山を右舷に遠望しながら...   その名にふさはしい巨躯と温容とを持つ大和尚山を右舷に遠望しながらの読み方
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」

...法印大和尚位(だいかしょうい)聖覚釈の信空法蓮熊谷蓮生房それに――善信(親鸞)法然と...   法印大和尚位聖覚釈の信空法蓮熊谷蓮生房それに――善信法然との読み方
吉川英治 「親鸞」

...あはせて長井石峰の『正眼国師盤珪大和尚』といふ評伝も読んだが...   あはせて長井石峰の『正眼国師盤珪大和尚』といふ評伝も読んだがの読み方
吉野秀雄 「ひとの不幸をともにかなしむ」

「大和尚」の読みかた

「大和尚」の書き方・書き順

いろんなフォントで「大和尚」


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補遺   座役   一所懸命  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

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