例文・使い方一覧でみる「夜更け」の意味
スポンサーリンク...悲しきお利代は夜更けて生活（なりはひ）の為の裁縫をし乍らも... 
石川啄木 「鳥影」
...もう夜更けだったが...
大杉栄 「日本脱出記」
...Ｋといふ若い法学士が夜更けて或（ある）料理屋の門を出た...
薄田泣菫 「茶話」
...夜更けてけたたましい警笛が長く尾を引いて鳴り...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...こんな夜更けに何の御用がおありになりますの...
田中貢太郎 「蟇の血」
...夜更けて物思いにふけっていると...
種田山頭火 「雑記」
...良吉さんの帰りは夜更けのこともしばしばでしたし...
豊島与志雄 「花子の陳述」
...夜更けに通りかかる者をなやますのだそうだった...
豊島与志雄 「道連」
...夜更けまで、舌なめずりしながら、酒を飲んで居る人達の真赤な顔が、私には絵草紙で見る鬼の通りに見えた...
永井荷風 「狐」
...――若主人が彌惣と相棒になつて土藏の八千兩を夜更けに見に行く筈はない」「彌惣に脅（おど）かされて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夜更けにも拘らず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...夜更けにも拘（かゝ）はらず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...伊藤・奥村と夜更け迄...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...夜更けまで繰り返してゐたので...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...夜更けの冷気とが凝っているだけで...
室生犀星 「ゆめの話」
...夜更けてからそっと家を出て行く...
山本周五郎 「お繁」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...こんなにも自分の真価を知っている高氏が――と、今さらのように見直されて、夜更けるまで、飲みあった...
吉川英治 「私本太平記」
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