...彼女の話は多かれ少なかれ信じられるだろう...
...多かれ少なかれ問題は解決した...
...彼は多かれ少なかれ好意的な態度を示してくれた...
...この案件は多かれ少なかれ時間がかかるだろう...
...今回の出張費用は多かれ少なかれ2万円ほどかかる...
...多かれ少なかれの勇気と満足とをもってかれらの仕事にあたり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その心はまだ多かれ少なかれ彼の労働のうえにさまよっている...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...多かれ少なかれ採用しなければならぬ共通のコースに他ならない...
戸坂潤 「科学論」
...多かれ少なかれ形式社会学的性格を持っている...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...誰でもが多かれ少なかれ感じてはゐても余りに底深い...
中原中也 「詩集 浚渫船」
......
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...次に示す多かれ少なかれ有害であり傷害があり有毒な物質は...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...当年思想家のすべてについて多かれ少なかれ同様のことが見出され...
服部之総 「志士と経済」
...尤も大衆文学に限らず、近代の小説は、多かれ少なかれ、商業的価値を眼中において書かれる場合が多く、凡ての小説が大衆文学化しつゝあることは事実であるが、このことは、大衆文学の特質を抹消するものではなく、却つて、大衆文学の勝利、従つて、文学作品の商品化を意味するのである...
平林初之輔 「商品としての近代小説」
...多かれ少なかれ藝術的價値を認めるのは何故であろうか?ここに一元論をもつては解釋しがたい謎がある...
平林初之輔 「政治的價値と藝術的價値 マルクス主義文學理論の再吟味」
...すべて閑職を持っている人間というものは多かれ少なかれ尊敬せられるものである...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「鐘塔の悪魔」
...多かれ少なかれこの思想のラインは...
槇村浩 「華厳経と法華経」
...多かれ少なかれ何か昔の速記にはこうしたありのままの浮世はなれた風情がある...
正岡容 「我が圓朝研究」
...あらゆる社会において不断に多かれ少なかれ有力に働いており...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...宗教的気分がつねに多かれ少なかれ感傷的であるのに反して...
三木清 「読書遍歴」
...寧ろ多かれ少なかれそれによつて貫かれてゐる...
三木清 「歴史哲學」
...現実の国家に多かれ少なかれ伴うところの権力濫用(らんよう)の幣害(へいがい)や...
矢部貞治 「政治学入門」
...そうしてついには多かれ少なかれ失望を感じずには済まないのです...
山本周五郎 「日本婦道記」
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