...彼は変質者だと言われている...
...変質者が逃走中です...
...彼女は変質者に襲われたが、助けが来たため逃げ切ることができた...
...あの事件は変質者によるものだったということがわかった...
...彼は変質者ではないが、奇怪な仕草が多いため周囲から怪しまれている...
...変質者の瞳だ...
梅崎春生 「桜島」
...だが、諸戸の様な、謂わば変質者を、常軌(じょうき)で律(りっ)することは出来ぬのだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...可成(かな)りの変質者なのです...
太宰治 「虚構の春」
...やっぱり、変質者か...
太宰治 「春の盗賊」
...焼酎が好きなどゝいふのは――彼がほんたうにさう感じてゐるならば――彼は間違なく変質者だ...
種田山頭火 「行乞記」
...精神異常のいわゆる変質者ですよ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...頭の良いところを見ると一種の変質者でしょう」濤子未亡人と美保子の感謝を後に...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...丈太郎は一種の変質者で...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...ありそうもない変質者...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...不思議な変質者ででもあったでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...気違いや変質者の仕業なら四年もつづくはずはなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それに私はとても変質者だから...
林芙美子 「新版 放浪記」
...それに私はとても変質者だから駄目ですの...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...変質者的刺激追求者の心理の描写には少なくも伝統的な「日本的」と相容れないものがある...
平林初之輔 「『心理試験』を読む」
...この偶像に切ない恋を捧げてゐる変質者であるかのやうな嘆きを覚えた...
牧野信一 「小川の流れ」
...変質者と称んだ方が適当かも知れない...
牧野信一 「風媒結婚」
...無生物に切実な肉感を覚ゆるピグマリオニストなんて称ふ変質者はおそらく伝説か...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...変質者であることは確かなようだ...
三好十郎 「冒した者」
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