...変てこな局部像が...
江戸川乱歩 「悪霊物語」
...こんな変てこな女を愛したのかと疑いながら...
江戸川乱歩 「鬼」
...実に変てこなことが起っていたではないか...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...変てこな論争が初まったものです...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...変てこな笑い方で思わず笑った程も...
江戸川乱歩 「双生児」
...それにしても変てこな名をつけたものだなあ」と...
薄田泣菫 「茶話」
...なんだか変てこな心持が...
竹久夢二 「都の眼」
...おそろしく変てこな目に会つてきたが...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...変てこな古めかしい帽子をパタンと下に置きながら...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...何か変てこな逸話を製造し...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...また少し変てこになりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...変てこに滑稽(こっけい)に通過されたのだと教えて呉(く)れるのです...
「岡本一平著並画『探訪画趣』序」
...何という変てこな恰好(かっこう)の芸人だろう...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...変てこな手つきして...
樋口一葉 「たけくらべ」
...自分の変てこな立場について...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それはとても変てこな...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...反(かえ)って変てこな顔になってしまっていることは...
堀辰雄 「幼年時代」
...ゆうべ、島の李太白(よつぱらひ)が――一体、お前は何処から現れた何といふ男だ? と訊ね、わたしは単なる病気の静養者だと答へると大層酒を飲む、変てこな病人だ、お前がそれで病人なら俺だつて大病人だ、と疑つて、あはゝとわらつた...
牧野信一 「城ヶ島の春」
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