...無言の墨一色の絵が印象的です...
...山頂から見た景色は、墨一色で美しかった...
...外国人旅行者が「墨一色」という言葉の意味を尋ねてきた...
...歴史的な建造物が背後にそびえる、墨一色の風景を描いた絵が欲しい...
...書道部では、毎年墨一色大会を開催しています...
...墨一色の版画を思い出します...
石川欣一 「山を思う」
...ちょうどあたりが僅(わず)かに残る明るさから刻々と墨一色の暗さに移る微妙な時に...
谷崎潤一郎 「細雪」
...安永の墨一色の「長崎之圖」は...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...描き添へた短刀は墨一色の荒々しい筆で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...矢立の墨一色で描いた...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...こうした寺方の墨一色の世界とは比ぶべくもなく多幸な多彩なこの世ながらの大歓楽境のようおもわれないわけにはゆかなかった...
正岡容 「小説 圓朝」
...墨一色の絵で、原画は今も布佐の松岡の家に残っている...
柳田国男 「故郷七十年」
...墨一色のしじまである...
吉川英治 「私本太平記」
...樹林と灌木(かんぼく)におおわれた山また山も墨一色だし...
吉川英治 「新書太閤記」
...それは一見単純な墨一色の粗画に過ぎないが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...後は墨一色の秋の野だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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