...河童の往く先へ立ち塞がりました...
芥川龍之介 「河童」
...余りの事にアッと開いた口が塞がりませんでした...
江戸川乱歩 「双生児」
...片方の眼が腫(は)れ塞がり片方の眼があらぬ方を向いて...
橘外男 「仁王門」
...私は今や八方塞がりのどうすることも出来ない...
種田山頭火 「其中日記」
...お角がそのところに立ち塞がりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...中間姿の男が立塞がります...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...自慢じゃねえが空っ尻(けつ)だ」「顔で呑める店は無いのか」「八方塞がり」「呆れた野郎だ...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...ガラツ八も暫らくは口が塞がりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前は?」八五郎は暫らくは開いた口も塞がりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三人の組子を従えてその前に立塞がりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...木下闇(このしたやみ)を分けて山路に差しかかった旅人清作の行手(ゆくて)に立ち塞がりました...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...お前は何処(どこ)へ行く」人相の悪い襯衣(シャツ)裸の男が前に立ち塞がります...
野村胡堂 「向日葵の眼」
...出口へ立ち塞がります...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...政吉 (立ち塞がるともなく立塞がり)見ず知らずの変な奴だとお思いでしょうが...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...殆ど息も塞がりさうになり...
原民喜 「飢ゑ」
...此景に対して静かにきのふを思へば万感そゞろに胸に塞がり...
正岡子規 「小園の記」
...有志家が村の表面に立ち塞がり...
柳田国男 「故郷七十年」
...次第に息が塞がり気力が抜けて来た...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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