...それも近頃では殆ど八方塞がりになつたので...
石川啄木 「病院の窓」
...わたしは彼の後ろから近寄って門前に立ち塞がり...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...余りの事にアッと開いた口が塞がりませんでした...
江戸川乱歩 「双生児」
...片方の眼が腫(は)れ塞がり片方の眼があらぬ方を向いて...
橘外男 「仁王門」
...は飛びだしていって立ち塞がり...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿英」
...さて八方塞がりの無一文なので...
種田山頭火 「其中日記」
...あいた口が塞がりません...
中里介山 「大菩薩峠」
......
仁科芳雄 「NIELS BOHR」
...俺が不承知だ」八五郎は大手を擴(ひろ)げて立塞がりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「これは?」平次もさすがに胸が塞がりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「十二枚の封筒が一分一厘の違ひもなく同じ字だつたのは透き寫したせゐですね」ガラツ八も開いた口が塞がりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎はまさに口も塞がりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前は何処(どこ)へ行く」人相の悪い襯衣(シャツ)裸の男が前に立ち塞がります...
野村胡堂 「向日葵の眼」
...出口へ立ち塞がります...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...殆ど息も塞がりさうになり...
原民喜 「飢ゑ」
...おまけに岩乗な金網が張り亙してある――太陽の光線もめつたにささない八方塞がりだ...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...「八方塞がりになったら...
森鴎外 「かのように」
...内側から肋骨(ろっこつ)を、槌(つち)で叩きでもするように、心臓が荒く激しく動悸(どうき)を打ち、喉が塞がり、息苦しさのために胸が裂けそうであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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