...其處まで歩かうと堀端傳ひに歩き出して...
徳田秋聲 「媒介者」
...堀端の諸邸の壁の白さ...
直木三十五 「南国太平記」
...人通のない堀端を幸(さいわい)に...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...」二人は夜ふけの風の涼しさと堀端のさびしさを好い事に戯れながら歩いて新見附(しんみつけ)を曲り...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...本村町(ほんむらちょう)の堀端(ほりばた)から左へ曲って...
永井荷風 「ひかげの花」
...代助は堀端へ出た...
夏目漱石 「それから」
...新堀端の枯れ柳が行く手で寒々と揺れていた...
正岡容 「寄席」
...浅草新堀端のこの道...
正岡容 「寄席」
...殊更に朧夜の浅草新堀端で訣別させた...
正岡容 「寄席風流」
...十九歳の春に自費出版した歌集『新堀端』の中の作品である...
正岡容 「寄席風流」
...再び堀端まで返って来た...
宮島資夫 「四谷、赤坂」
...継父と偕に浅草新堀端善照寺隠居所に住んだ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...堀端にある老松のほかに松らしい松は一本もみあたらなかった...
山本周五郎 「青べか物語」
...いまは教訓にそっぽを向いてもらうときだ」石町の堀端へ出たとき...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...堀端の白く乾いた道の上で...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...平五は堀端へいって立停った...
山本周五郎 「末っ子」
...堀端銀行に問合わせてみると...
夢野久作 「二重心臓」
...行きがけにも悩んだ掘りかけの堀端へ出て来たのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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