...この国府津にゃアいないよ」とは...
岩野泡鳴 「耽溺」
...国府津に送る金はどうすると尋問し出す...
岩野泡鳴 「耽溺」
...窓の向うに国府津の海が見えだすと...
大阪圭吉 「香水紳士」
...国府津で汽車をおりて...
田中貢太郎 「疫病神」
...国府津(こうづ)の停車場前からはその頃既に箱根行の電車があった...
永井荷風 「十六、七のころ」
...先生は、記者時代には、相当に旅行されているし、日露戦役には従軍もされ、世界大戦後には欧洲旅行までされて、なかなかどうして旅嫌いどころではなく、普通人の何十倍もの旅をされたわけであり、銚子、磯部、成東、長瀞(ながとろ)、国府津、箱根、湯河原、熱海、修善寺、等へ殆ど毎年の様に旅行されていた...
額田六福 「解説 趣味を通じての先生」
...山高帽子で紋付の羽織を着た祖父と私は人力車で国府津に出て汽車に乗つた...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...四五日いなかった間に国府津はすっかり秋めいて来ました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私と三人で国府津からかえりました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...国府津などにも持って行った例のベルリン製の紙トランクに入れて又こっち迄持って来...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...国府津、たった一人は困るわ、誰かつれてゆくとこっちが又一人になって困るということになるし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...国府津がもうすこし面倒くさくないといいけれど...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...寿江子つれて国府津へ行って二三日(十七日を中心にして)いて来ようかとも思ったりして居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もし咲枝たちが国府津へ行ったらば三日ばかり行って息を入れて来ようというのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...きょうお話したように三人でお米もって十二日の午後あたりから国府津へ出かけ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十一月三日〔巣鴨拘置所の顕治宛 神奈川県国府津前羽村前川より(封書)〕十一月三日今度は何しろ同勢が同勢なので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...皆が国府津へ行っていたときより楽です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...国府津へなんか大したこともないのに大騒ぎして行ったり来たりやって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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