...わが名は団十郎。- My name is Danjuro...
...彼は団十郎のような立ち居振る舞いをする...
...彼は団十郎の演技を目指している...
...団十郎風の化粧と着物をしました...
...団十郎を演じる役者は、その美しい芝居で観客を魅了した...
...助六(すけろく)に作り雷門前地内にて往来に蓆(むしろ)を敷きほんの手すさびに「これは雷門の定見世花川戸(はなかわど)の助六飛んだりはねたり」と団十郎の声色(こわいろ)を真似て売りをりし由にて...
淡島寒月 「江戸の玩具」
...団十郎が人に褒められても「役者にしては意外な人物だよ...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...団十郎でも菊五郎でも...
大隈重信 「政治趣味の涵養」
...団十郎の舞台を手本にする事に極(き)めた...
薄田泣菫 「茶話」
...およそ団十郎とは遠い芸術感のものであった...
高村光太郎 「九代目団十郎の首」
...団十郎の首はまだ出来ない...
高村光太郎 「九代目団十郎の首」
...名優ということからいったら団十郎が上かも知れないが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...しかも、同じ年の九月には、団十郎も没し、芝居道も、終りかと思われた...
野村胡堂 「胡堂百話」
...『歌舞伎座(かぶきざ)に団十郎(だんじゅうろう)...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...九代目団十郎から破門され...
長谷川時雨 「市川九女八」
...団十郎(くだいめ)のすることの方が好きだから――わかりもしないくせに...
長谷川時雨 「市川九女八」
...×××教というので堀越三升(ほりこしさんしょう)でさえ――九代目団十郎――権少都(ごんのしょうづ)の位になって信心してるのだからたいしたものでさという勢いだった...
長谷川時雨 「勝川花菊の一生」
...今の市川団十郎(いちかわだんじゅうろう)の実父海老蔵(えびぞう)が道頓堀の興行中...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...往年の大阪俄かの鶴家団十郎門下の団福郎が...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そんなわけで「大森彦七」の後半は団十郎の創意によつたもの...
松本幸四郎 「大森彦七と名和長年」
...団十郎の芝居は上手だとか川上は面白いとかいうのは人の芸を評するのですが歌舞伎座が上手だといったら人は笑いましょう...
村井弦斎 「食道楽」
...ほどなく主人公の団十郎はじみな縞縮(しまちぢみ)の単衣(ひとえ)に鼠ちりめんの兵児帯(へこおび)という扮装で現われる...
山本笑月 「明治世相百話」
...武家階級に附随していた商人や、俳優(やくしゃ)や、職人や、芸妓(げいしゃ)や落語家(はなしか)にいたるまでも、水の低きに落ちるように流れて来て、二、三年もそこに居着くと、またしても江戸人種は、性懲(しょうこ)りもなく、江戸前の飲食店だの、団十郎芝居だの、千種(ちぐさ)の腿引(ももひき)だの、緋羅紗(ひらしゃ)の煙草入れだの、鮨(すし)はこう食うのがオツだのと、通(つう)や粋(すい)に、別れきれないで、古い文化をたちまちに復興させている...
吉川英治 「松のや露八」
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