...お前を嘘吐きだと云ふ者も...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...彼は或は論理は細かだが生活に根據のないことを云ふ嘘吐きであつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...3.此の嘘吐きは...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...「嘘吐き」と呼ばれ...
太宰治 「HUMAN LOST」
...「見ろ! 見ろ! 顔を挙げて見ろ! 大嘘吐きの大淫婦のメッサリイノ伯爵夫人! 伯爵トロエス・アピエラド夫人! 見れるものなら顔を挙げて俺の顔を見ろ! 貴方の誤解もクソもあるものか! この歴然たる事実の前に何の弁解の言葉がある! 言えるものなら言ってみろ! みろ! このブザマな醜態を! これが伯爵夫人の恰好か!」しかし妻は両手で顔を隠して身を悶えていた...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...嘘吐きで、酒呑みで、厄介な人だつたと言ひますが、二三年前に死んだといふ話をきゝました、生きて居ると五十近い人でせう」「女とのうるさい話は無かつたのか」林三郎の男つ振りが氣になります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何故なら私は決して自分を嘘吐きとは思つてゐません...
牧野信一 「青白き公園」
...私は嘘吐きではない...
牧野信一 「青白き公園」
...嘘吐きにならうと...
牧野信一 「お父さんのお寝坊」
...もうこんな嘘吐きとは友達はおやめよ...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...えゝ?」「兄さんの嘘吐き!」突然みち子はシヤクリあげて...
牧野信一 「晩秋」
...僞善について「人間は生れつき嘘吐きである」...
三木清 「人生論ノート」
...」人間が生れつき嘘吐きであるといふのは...
三木清 「人生論ノート」
...」人間が生れつき嘘吐きであるというのは...
三木清 「人生論ノート」
...ええこの嘘吐き……エエッ...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...前にも書いた通り叔父は大変な嘘吐きで...
夢野久作 「鉄鎚」
...彼女独特のモノスゴイ嘘吐きの天才が...
夢野久作 「少女地獄」
...これはもしかしたらあの嘘吐きの名人の言葉を真正面から信じ切っている臼杵家の連中が...
夢野久作 「少女地獄」
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