...フェア・ヘーヴン丘(ヒル)でコケモモを満喫する時期に間にあうように森に帰った...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...涼風を満喫するのもまた人間であります...
高浜虚子 「俳句への道」
...而(しか)して必ず早すぎる朝食を喫するという...
太宰治 「HUMAN LOST」
...酒類を喫するなかれ...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...それだけでも戰爭氣分を滿喫するに十分だつた...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...そのスリルを滿喫する爲に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのスリルを満喫するために...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女房のお靜の晩酌のサービスを滿喫する平次ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その中でなんぼも実績が挙がっていないのに一驚を喫する...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...こうして圓朝打倒の大旆(はた)を揚げた人たちはかえって内に外にいつも空しく惨敗を喫することとはなってしまったのだった...
正岡容 「小説 圓朝」
...これ椀盛などの味淡泊水の如く殆ど喫するに堪へざる所以なりと...
正岡子規 「病牀六尺」
...深さ丈余もあるクレバスがリッジ上に形成されていて一驚を喫する...
松濤明 「春の遠山入り」
...全体人は生きているために食物を喫するけれども大食の者は食うために生きておるのだ...
村井弦斎 「食道楽」
...何(な)んでも肉の後に菓物を喫するのはいいよ...
村井弦斎 「食道楽」
...蕎麦店に入りて喫するに其清奇いふべからず...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...且つ飲み且つ喫する事は...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...彼等の満喫するに足る柔肌(やわはだ)のかいなに抱かれて...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...うかつに軍を出したら大敗を喫するであろうというのである...
吉川英治 「三国志」
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