...警視庁のために喜ばしいことである...
海野十三 「火星兵団」
...急にその取締(とりしまり)が厳しくなつて来たのは喜ばしい事だ...
薄田泣菫 「茶話」
...もう一つ窕子に取つて喜ばしいことがあつた...
田山花袋 「道綱の母」
...誠に喜ばしい次第である...
寺田寅彦 「新春偶語」
...それがどんなに喜ばしいことであるかを考えると...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...喜ばしい彼の再来...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ついにその老人を最も好きな喜ばしい友としていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その喜ばしい報道に接したのは...
永井荷風 「曇天」
...こんな喜ばしいことはござらぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...歩くと云ふ事が此の上なく喜ばしい...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...何やら喜ばしい思ひが黒い眉をもたげるのであつたが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...喜ばしい刺※で一ぱいだつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「それは大変喜ばしいことですな」「ありがとうございます...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...それを怨むのは喜ばしい事ではないのであろう...
松永延造 「職工と微笑」
...そして喜ばしいニュースが巷に飛び交っていた...
宮本百合子 「キュリー夫人」
...上氣して潮しこんだ喜ばしい紅らみが殊に私をあかるくした...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...わしの鳴らしたベルで君の来られたのは喜ばしい...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それよりも彼は喜ばしい氣持ちを強く感じると自分の喜んでゐる心が三島に對して惡いと自分に思はせてゐるやうな氣持ちがし出して羞しかつた...
横光利一 「悲しみの代價」
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