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関口存男 「移轍(Anakoluth)」
...その二匹の馬が私をすぐ身近に放置してきっぱりと問題外にしている無礼に対し...
太宰治 「玩具」
...だが問題外だ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...今もしシェリングの同一哲学的な根本傾向とヘーゲルの弁証論的根本傾向との区別を問題外とするならば...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...知識の成立の問題の方は之を故意に問題外に残したのである...
戸坂潤 「科学論」
...対立する(世論の変質は今は問題外とする)...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...昔の新聞記者は思想家に類する者が少なくなかったから今問題外だが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...ラジオでは本質上放送不可能なような授業内容は問題外だ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...仮に今領域ということを問題外に置くとすれば...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...睡眠時間は問題外だ...
豊島与志雄 「女客一週間」
...えらくないは問題外である...
夏目漱石 「写生文」
...文学の目的が直接にこの弊(へい)を救うにあるかどうかは問題外としても情操文学がこの陥欠(かんけつ)を補う効果を有し得る事はたしかであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...殆ど問題外として...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ラリは問題外だ」ラリがうれしくなって絶叫した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...「魔笛」はあんな理由で、問題外だが、吉井氏の数々の戯曲で僕が何時も印象づけられるのは、その扱ふところの「友情問題」である、親んでも、争ふても結局何うすることも出来ない友と友との間の吉井氏が扱ふ詩情豊かな寂光土に僕は十年一日の如く甘美な酒の陶酔感を得る...
牧野信一 「なつかしき挿話」
...いやしくも人道心あるものなら久しく忘れ去ることの出来ない恐るべき災厄をそれがもたらすということを今は問題外としても...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...職人的修錬の腕は元より問題外なのであるから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そして下の階級たる農工商は總て問題外に置かれてゐる...
森鴎外 「古い手帳から」
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