...その咽喉(のど)を聞きに来たとなると……客にまず袴(はかま)を穿(は)かせる仕向(しむけ)をするな...
泉鏡花 「歌行燈」
...傷は咽喉のところだった...
梅崎春生 「赤い駱駝」
...そのかわりみんなが無遠慮(ぶえんりょ)に十何本もの消息子でもって僕の腋(わき)の下でも咽喉(のど)でも足の裏でもお構いなしにさわるので...
海野十三 「海底都市」
...皺枯(しわが)れた声を無理に咽喉(のど)からはき出すようにして叫んだ...
海野十三 「電気看板の神経」
...監物は隻手にその茶碗を執って一口飲んで乾いた咽喉を潤しながら...
田中貢太郎 「不動像の行方」
...かなしさに咽(むせ)んでいるようで...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...咽び泣く噴水のほとりの冷い腰掛けに...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...咽喉が乾いて來ると殆ど我慢の出來ぬ程匂のいゝ甘い果物と珈琲とが味ひたくて堪らなく思はれたのだ...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...咽喉が乾いてたまらないのと...
永井荷風 「にぎり飯」
...咽喉(のど)から下へはごく僅(わずか)しか通らなかった...
夏目漱石 「こころ」
......
林芙美子 「新版 放浪記」
...さかんにごろごろ咽喉を鳴らし...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...際(はて)しもなく咽び入つてゐるかのやうに思はれた...
牧野信一 「小川の流れ」
...」「そんな不自然な真似は厭だア!」「ほう! 不自然な真似は厭――と? 一寸待つて呉れ、俺、何だかわけが解らなくなつてしまつたよ……」「俺も――」と彼は、咽ぶやうに、一気に盃を干した...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...夜露(よつゆ)は咽喉(のど)に毒(どく)だ!』と云(い)ひ出(だ)しました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...咽喉を犯されたって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...鎧の袖に面をつつんで声涙ともに咽(むせ)んでいた...
吉川英治 「三国志」
...潮(うしお)のような咽(むせ)びを上げ...
吉川英治 「私本太平記」
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