例文・使い方一覧でみる「呼び名」の意味

...叔母さん！」これは貞子が北海道流に親しい人を呼びかけた呼び名だ...
岩野泡鳴「泡鳴五部作」

...Ｇ（ゲー）・Ｐ（ペー）・Ｕ（ウー）の日本派遣隊の集合所と睨（にら）まれるキャバレ・イーグルに於ける不良仲間（ふりょうなかま）としての呼び名だった... Ｇ・Ｐ・Ｕの日本派遣隊の集合所と睨まれるキャバレ・イーグルに於ける不良仲間としての呼び名だったの読み方
海野十三「空襲葬送曲」

...鋳物の本場の川口で修業してきたおやじは「砂むぐり」と一種の蔑視的な呼び名がつけられている鋳物屋という自分の商売を誇りにしているわけではなかったが...
高見順「いやな感じ」

...ほんとうは轅（ながえ）にチェルケースじゃなくムージクかチージク〔（それぞれ馬の呼び名）〕を附けるんだったと... ほんとうは轅にチェルケースじゃなくムージクかチージク〔〕を附けるんだったとの読み方
アントン・チェーホフ　Anton Chekhov 神西清訳「妻」

...この呼び名は彼の気にいっていた... この呼び名は彼の気にいっていたの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...彼らは呼び名だけしか持っていない... 彼らは呼び名だけしか持っていないの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...男もしかしどうやら俗界とは離れたような呼び名... 男もしかしどうやら俗界とは離れたような呼び名の読み方
中里介山「大菩薩峠」

...呼び名が意表外であるのみならず... 呼び名が意表外であるのみならずの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...ちょうど自分の呼び名とぴったりするから... ちょうど自分の呼び名とぴったりするからの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...卿は荀子晩年に人より尊ばれて呼ばれた呼び名である... 卿は荀子晩年に人より尊ばれて呼ばれた呼び名であるの読み方
服部宇之吉「荀子解題」

...リッチフォード夫人という呼び名に驚いたビートリスは... リッチフォード夫人という呼び名に驚いたビートリスはの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「くちなしの花」

...ぎんは「負けれせ」という呼び名で通っていた... ぎんは「負けれせ」という呼び名で通っていたの読み方
矢田津世子「鴻ノ巣女房」

...ニョウに近い稲積の呼び名があったという以上に... ニョウに近い稲積の呼び名があったという以上にの読み方
柳田国男「海上の道」

...また「あたま」「はら」「しり」という呼び名には... また「あたま」「はら」「しり」という呼び名にはの読み方
山本周五郎「ちくしょう谷」

...大老の呼び名さえ受け... 大老の呼び名さえ受けの読み方
山本周五郎「山彦乙女」

...呼び名にも雅味を尊んだが... 呼び名にも雅味を尊んだがの読み方
吉川英治「随筆　新平家」

...――義経（よしつね）と名乗ろうと思います」「して呼び名は」「義朝の八男ですから... ――義経と名乗ろうと思います」「して呼び名は」「義朝の八男ですからの読み方
吉川英治「源頼朝」

...下賤（げせん）の業（わざ）の呼び名ではなかったのである... 下賤の業の呼び名ではなかったのであるの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

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