...ナムボーといわれる地方に聳ゆるが故に「ナムボー・フジ」〔南部富士〕と呼ばれる山がよく見えた(図437)...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...グラン・プラトーと呼ばれる地点まで来た時...
石川欣一 「山を思う」
...不斷に先生と呼ばれるのが大嫌ひの性分だ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...客が茶室へはいれと呼ばれるまで待っている玄関(待合(まちあい))と...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...要するに個人のもつ意識(それは個人意識とか経験的意識とか呼ばれる)から蒸溜されたものであって...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...弁証法と呼ばれることによって最も適わしい名称を与えられるであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...之に対応して直観と呼ばれるものは...
戸坂潤 「科学方法論」
...――さて又延長の次元を基礎としてこそ始めて方位とか方向とかいう名辞を以て呼ばれる事態が発見されるのである...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...精神乃至意識に対して自然乃至存在と呼ばれるものをいう...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...看護婦が又殊勝(しゆしよう)な女で小さい聲で一度か二度呼ばれると快よい優しい「はい」と云ふ受け答へをして...
夏目漱石 「變な音」
...トランプに呼ばれるし...
林芙美子 「シベリヤの三等列車」
...院号などを呼ばれるというのは...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...その母親や何かに對しても先生と呼ばれる立場として...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...村には二軒の問屋と呼ばれる家があったが...
柳田国男 「故郷七十年」
...あんな綺麗な声で呼ばれるおぼえは無い...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...与力などと呼ばれる者になったものか」義平太は...
吉川英治 「大岡越前」
...一騎当千なつわものと呼ばれるようになった人々にしても...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼女は『あっけらかん』と呼ばれるヴァンサン爺(じじい)の戸口の前を通る...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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