...死んじゃいなかったんだ!」有難い! 息を吹き返したとなると益々面白いことになりそうだ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...絞首から息を吹き返して...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...吹き返したのである...
太宰治 「東京八景」
...お豊はあれから息を吹き返した...
中里介山 「大菩薩峠」
...しばらくすると息を吹き返しましたよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...息を吹き返してからかえって苦しがる」「へえ」「まず肩胛骨(かたぼね)が外(はず)れている...
中里介山 「大菩薩峠」
...薬をくれたり水をやったりして介抱すると幸いに息を吹き返しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...一同が息を吹き返したようなものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...高い土手は春に籠(こも)る緑を今やと吹き返しつつ...
夏目漱石 「虞美人草」
...お百合はもう息を吹き返しさうもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...息を吹き返しさうもない」言ひ捨てて引返す寅松の後から...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...間もなく息を吹き返し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三月二十九日 晴明るい朝の光にようやく息を吹き返した...
松濤明 「春の遠山入り」
...その船頭の女房の介抱で息を吹き返したんですってさあ...
夢野久作 「支那米の袋」
...その黛夫人の幽霊に介抱をされてヤット息を吹き返したので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...一つ一つ浮き上って来る考えが新たに息を吹き返して胸をゆり動かして来るのだった...
横光利一 「旅愁」
...わがかぶッていた兜(かぶと)の吹き返しを左右二遍まで切られるほどな苦闘だったが...
吉川英治 「私本太平記」
...吹き返しは白羅紗(しろらしゃ)...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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