例文・使い方一覧でみる「吹きかえ」の意味

...その人が息を吹きかえしたのとほとんど同時であった... その人が息を吹きかえしたのとほとんど同時であったの読み方
海野十三「三十年後の世界」

...一同が息を吹きかえした後のことだった... 一同が息を吹きかえした後のことだったの読み方
海野十三「地中魔」

...あの老人は息を吹きかえして... あの老人は息を吹きかえしての読み方
ストックトン　Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳「世界怪談名作集」

...一行の者の袖合羽（そでがっぱ）の裾（すそ）吹きかえされて千切れんばかり... 一行の者の袖合羽の裾吹きかえされて千切れんばかりの読み方
太宰治「新釈諸国噺」

...息を吹きかえして来たようで... 息を吹きかえして来たようでの読み方
太宰治「トカトントン」

...風ははらはらと人びとの衣（きもの）の裾を吹きかえした... 風ははらはらと人びとの衣の裾を吹きかえしたの読み方
田中貢太郎「蛇怨」

...前者の「秋の空尾の上（え）の杉（すぎ）に離れたり」「息吹きかえす霍乱（かくらん）の針」「顔に物着てうたたねの月」「いさ心跡なき金のつかい道」等にはなんらか晴れやかに明るいホルンか何かの調子があるに対して「つたい道には丸太ころばす」「足軽の子守（こもり）している八つ下がり」その他には少なくも調子の上でどことなく重く濁ったオボーか何かの音色がこもっている... 前者の「秋の空尾の上の杉に離れたり」「息吹きかえす霍乱の針」「顔に物着てうたたねの月」「いさ心跡なき金のつかい道」等にはなんらか晴れやかに明るいホルンか何かの調子があるに対して「つたい道には丸太ころばす」「足軽の子守している八つ下がり」その他には少なくも調子の上でどことなく重く濁ったオボーか何かの音色がこもっているの読み方
寺田寅彦「連句雑俎」

...息を吹きかえすに... 息を吹きかえすにの読み方
オマル・ハイヤーム　'Umar Khaiyam 小川亮作訳「ルバイヤート」

...健康な息を吹きかえすまで... 健康な息を吹きかえすまでの読み方
林芙美子「新版　放浪記」

...息を吹きかえしたようにさえざえして来る... 息を吹きかえしたようにさえざえして来るの読み方
林芙美子「晩菊」

...健康な息を吹きかえすまで... 健康な息を吹きかえすまでの読み方
林芙美子「放浪記（初出）」

...やつと息を吹きかえして来る... やつと息を吹きかえして来るの読み方
林芙美子「淪落」

...元の小判に吹きかえればいいわけ... 元の小判に吹きかえればいいわけの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...ふッと息を吹きかえして... ふッと息を吹きかえしての読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...間もなくお米は息を吹きかえしたが... 間もなくお米は息を吹きかえしたがの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...結納の三千両で息を吹きかえしたと見せ... 結納の三千両で息を吹きかえしたと見せの読み方
久生十蘭「平賀源内捕物帳」

...いくら介抱しても息を吹きかえさなかった... いくら介抱しても息を吹きかえさなかったの読み方
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン　Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳「世界怪談名作集」

...だけども又すぐに苦しまぎれに息を吹きかえすと... だけども又すぐに苦しまぎれに息を吹きかえすとの読み方
夢野久作「支那米の袋」

「吹きかえ」の読みかた