例文・使い方一覧でみる「吐月峰」の意味
スポンサーリンク...父は煙草をのんではしきりに吐月峰（とげっぽう）をたたいた... 
有島武郎 「星座」
...驚くほど烈しく煙管（きせる）で吐月峰（とげっぽう）をたたきつけながら...
有島武郎 「星座」
...「吐月峰（はいふき）におなり」と云えば直ちに畏まって口を開く...
谷崎潤一郎 「少年」
...ぽんと吐月峰（はいふき）の音が鳴った...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...僕の友人があすこへ奉職をしている頃吐月峰（とげつほう）の印（いん）のある灰吹きを買いに出たところが、吐月峰どころか、灰吹と名づくべきものが一個もない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...吐月峰（はいふき）にたくましい音を立てる...
野村胡堂 「胡堂百話」
...これも所在なく吐月峰（はいふき）ばかり叩いている平次に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...吐月峰（はいふき）さ」「ヘエ――」「俺は三猪口（みちょこ）とは呑んじゃいねえ」「すると？」「間抜けだなア...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次はやけに吐月峰（はいふき）を叩きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親分」ガラッ八は吐月峰（はいふき）をやけに引っ叩（ぱた）くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親分」ガラツ八は吐月峰をやけに引つ叩くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次もツイ吐月峰（はいふき）を叩いて膝を進めました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...吐月峰（はいふき）を覗いて何やら腑（ふ）に落ちない顏をしてをります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...吐月峰の中は藥で一杯だ」「へエ――？」「お萬を呼んでくれ」云ふまでもなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...藥を吐月峰（はいふき）に捨て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...吐月峰の中は薬で一杯だ」「へエ――？」「お万を呼んでくれ」言うまでもなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...巓の嵐にさそはれて――」「竜田川の秋の暮――」と続けたのは大の字なりにふんぞり反つて天井に煙りを吹きあげてゐる吐月峰のＤだつた...
牧野信一 「くもり日つゞき」
...露八は吐月峰（はいふき）へ煙管（きせる）の首をつよく当てる...
吉川英治 「松のや露八」
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