...名誉ある文人としての名は事務長を初め船員が皆知っていたから...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...「名誉ある海底要塞の潜水隊員が...
海野十三 「太平洋魔城」
...だから、誰にでも想像されるように、名誉ある、すばらしい将来を十分に保証されていた...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...此の騒音の障害をこそ私の芸術の名誉ある踏切台としなければならなかったのである...
太宰治 「鬱屈禍」
...「今日第一回の殺害(せつがい)に使用さるべき名誉ある幸運牛は...
谷譲次 「踊る地平線」
...名誉ある官吏道なるものがそこにあるからである...
戸坂潤 「社会時評」
...以て名誉ある学位を受けたり人は曰く...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...全身負傷を被り居る教育あり名誉あるこの軍人をして...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この人だけの名誉ある終りを飾った...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...二年後の一八三五年には名誉あるライプチッヒのゲヴァントハウス音楽会の指揮者に任ぜられ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...この優雅(エレガント)な盲目の青年が名誉ある傷痍兵士だとは...
久生十蘭 「キャラコさん」
...名誉ある大戦艦の名だ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...成功のあかつきには名誉ある首脳者になれるといふ上吉の話で有頂天になつた...
牧野信一 「円卓子での話」
...日本プロレタリア作家同盟の各地方支部は全国にわたるプロレタリア文化・文学運動の名誉ある階級的文化派遣軍だ...
宮本百合子 「国際無産婦人デーに際して」
...まことに彼の名誉ある偉大な最期を見ずに彼を評価するならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...名誉ある人にふさわしくはないのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...勇敢になされた事柄は何でもかでも名誉ある行為となるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...なるほどこの日が女に取って最も名誉ある記念すべき日なる故に...
柳田国男 「年中行事覚書」
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