...限りない名残りが惜しまれて...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...せめてもの名残りにと...
上村松園 「軽女」
...彼女は名残り惜しそうに指輪をぬいて...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...名残りを惜しみつゝ...
直木三十五 「貧乏一期、二期、三期」
...ここでわたしがお名残りに...
中里介山 「大菩薩峠」
...名残りをとどめているとすれば...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...いわば古代魚の名残りなのである...
中谷宇吉郎 「異魚」
...名残りの円蓋(えんがい)で数珠(じゅず)かけ鳩(ばと)が...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...饗宴の名残りの桜をみつけて手折る...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...憐れな患者の名残りの姿を...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「能というものは要するに封建時代の芸術の名残りである...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
...お名残り惜しゅうございます...
吉川英治 「私本太平記」
...これがお名残りになろうもしれずと...
吉川英治 「私本太平記」
...お名残りにです……お師匠さま...
吉川英治 「源頼朝」
...名残り惜しそうに見ていた...
吉川英治 「源頼朝」
...武蔵に対してほのかに名残りを惜しみながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
...当時すでに代は変っていたろうが有名な富貴楼の名残りもあった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...消耗熱の名残りであろうか...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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