...歌を返せ昆虫界の「鳴虫号」で土屋正雄氏の「ややこしい竈馬(かまどうま)」を見ると...
薄田泣菫 「独楽園」
...ややこしくなって...
太宰治 「一問一答」
...私の執筆を拘束(こうそく)するようなややこしい注意など一言もおっしゃらなかったという一事である...
太宰治 「惜別」
...姉さんは一(はじめ)さんを生んだときから子供にはばあやの乳があるので静さん吸っておくれといっておりおり私に乳をすわせていましたと申しますのでどんなあじがするといいましたら嬰子(ややこ)のときのことはおぼえていないけれどもいま飲んでみるとふしぎな甘いあじがします...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...……それでは話がまた一層ややこしゅうござります」と...
近松秋江 「霜凍る宵」
...之が話しをややこしくする原因だろう...
戸坂潤 「私の見た大学」
...ややこれについて語ることが出来るような気がしている...
永井荷風 「向嶋」
...とてもややこしいので...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...こんなややこしい型破りな事件では紙切れの一枚や二枚は見落とされがちだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...いくらややこしゅう云うたとて...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...小楊枝(こようじ)の先でつつくような(原文イタリア語)ややこしい物言いをしたりするのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ややこれを異種族視していたことは確かである...
柳田国男 「山の人生」
...ややこしいお話のようなので...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...軒下から孩児(ややこ)の骨を掘り出したまま...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...」「それはいろいろややこしいことが...
横光利一 「旅愁」
...気をつけぬと、こりゃ、ややこしい」と、打笑った...
吉川英治 「私本太平記」
...そんなややこしい理論構説(こうせつ)に耳をかそう...
吉川英治 「新書太閤記」
...おそらくそれをややこれ以上にかややこれ以下にか定むべき十分なる理由があるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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