...爆竹を「号砲」と呼んでいる地方がある...
...マラソン大会の開始を告げるために「号砲」が鳴らされた...
...昔の戦闘では「号砲」が大きな音を出して、敵に威嚇した...
...今年の除夜の鐘が鳴り響く前に「号砲」で新年を迎える...
...「号砲」が鳴り響いた瞬間、選手たちは一斉にスタートした...
...相図(あいず)の号砲(ごうほう)を聞きました...
夏目漱石 「こころ」
...燈台で鳴らす号砲のような霧信号...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...すごすごと勝手に立てば正午の号砲(どん)の音たかく...
樋口一葉 「大つごもり」
...船を岸に寄せて号砲を射つと...
久生十蘭 「海難記」
...二十一発の号砲が鳴りひびくうちに...
久生十蘭 「海難記」
...折しもあれやバロン山で打ち出す三発の号砲は...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...号砲に打たれた競技者のやうに...
牧野信一 「山彦の街」
...木村は号砲(ドン)が鳴るまでは為事をしていて...
森鴎外 「あそび」
...号砲(ドン)が鳴った...
森鴎外 「あそび」
...誰でも時計を号砲(どん)に合せることを忘れた時には岡田の部屋へ問いに行く...
森鴎外 「雁」
...号砲に続いて、がらんがらんと銅の鐸(たく)を振るを合図に、役人が待ち兼ねた様に、一度に出て来て並ぶ...
森鴎外 「食堂」
...突然号砲が鳴り渡る...
横光利一 「欧洲紀行」
...号砲が殷々と続くたびに方向を転じて上空高く上って散って行く...
横光利一 「欧洲紀行」
...入港の号砲を轟(とゞろ)かせてわたし達は夜中(よなか)に此処(ここ)へ著(つ)いた...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...郵便船が入(はひ)る度に号砲を打つのである...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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