...たいへん古めかしい飾りがついている...
海野十三 「火星兵団」
...古めかしい汚れた洋服をつけ...
海野十三 「地球盗難」
...古めかしい言葉ではあるが...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...彼は古めかしい騎士道の身ぶりをもってそれを果たした...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...幸子も古めかしい云い方に釣(つ)り込まれながら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それらの古めかしい顔つきとそれらのバイブルにある名前とは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...こんな古めかしいことを...
直木三十五 「南国太平記」
...橋梁はまた遠からず近世の都市より渡船なる古めかしい緩(ゆるや)かな情趣を取除いてしまうであろう...
永井荷風 「日和下駄」
...古めかしいきれいな広い玄関だった...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...中から古めかしい桐の箱が現われました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...法蓮(ほうれん)というちょっと古めかしい部落を過ぎ...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...よろしく斯る古めかしい田舎者の小説などは弾劾すべきが順当ならむといふ冷笑の風が吹きまくつてゐた...
牧野信一 「喧嘩咄」
...「真に古めかしい物語の通りになつてしまつたわ...
牧野信一 「南風譜」
...異様に古めかしい所で停止してしまった知能を持っているだけで無く...
三好十郎 「恐怖の季節」
...その味はあまりにも単一で古めかしい...
夢野久作 「探偵小説の真使命」
...古めかしいから略する...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...古めかしい宿場の形をなしてゐた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...古めかしい宿場の形をなしていた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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