...彼はとても口達者で、説明がとても上手だ...
...口達者な人ほど、嘘をつきやすいと言われている...
...彼女は口達者だから、スピーチをするのに向いている...
...彼は仕事ができるだけでなく、口達者なので、人望がある...
...口達者な人は交渉が上手く、人間関係を築きやすい...
...のみならずこれにはお住の知らない天性の口達者も手伝つてゐた...
芥川龍之介 「一塊の土」
...口達者なものに吾等の同情を伝え...
海野十三 「くろがね天狗」
...実業家としては遣(つか)ひ場(ば)のない口達者が自動車をこき下(おろ)す場合に初めて役に立つ事になつた...
薄田泣菫 「茶話」
...ブライアンはしみじみ自分の口達者なのを嬉しく思つた...
薄田泣菫 「茶話」
...小ざかしい口達者な小利口ものになるわけです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...おまけに口達者だつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...ストライヴァー氏は口達者で...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...」一体に日本人は何といふ口達者な怠けものゝ多いことよと思はずにはゐられなかつた...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...あんな陽気で口達者な男が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...郵便局長は非常に口達者な男であったが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それにしても若しも此処に伯五郎達のやうな口達者が現れたら...
牧野信一 「沼辺より」
...さすがの口達者どもも二の句がつげなかったということでございます...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...雀の特徴を口達者という点に見出そうとしたのは...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...さすが口達者なかみさんたちも...
山本周五郎 「季節のない街」
...……かれはきわめて明るい気質で、口達者で、いつもなにか話していないと気の済まぬほうだった...
山本周五郎 「新潮記」
...配偶(つれあい)のオナリという女が亭主に負けない口達者のガッチリ者で...
夢野久作 「巡査辞職」
...「猿、往来調べの木戸へかかったら、おれの側を離れて通れよ」「はい」「てめえは一体、口達者で、口数が多いから、何を訊かれても、なるたけ黙っているんだぞ」「へい」「ボロを出すと、おれは知らん顔して、捨てて行ってしまうぞ」街道の木戸は、次々にあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...口達者な長屋女房の揶揄(からかい)半分な囀(さえず)りのなかに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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