例文・使い方一覧でみる「口答え」の意味

...二十一になる清太郎は滅多（めった）に口答えもしたこともない... 二十一になる清太郎は滅多に口答えもしたこともないの読み方
芥川龍之介「春の夜」

...古藤はこの侮辱に対して口答えの言葉も出ないように激昂（げきこう）して黙っていた... 古藤はこの侮辱に対して口答えの言葉も出ないように激昂して黙っていたの読み方
有島武郎「或る女」

...婿にいった気にならあね」「よけいな返答をこくわ」つけつけと小言を言わるれば口答えをするものの...
伊藤左千夫「隣の嫁」

...母に口答えするように兄や姉に口答えしたらたいへんが起こる... 母に口答えするように兄や姉に口答えしたらたいへんが起こるの読み方
伊藤左千夫「隣の嫁」

...決して細君の口答えを許しておくような... 決して細君の口答えを許しておくようなの読み方
モーリス・ルヴェル　Maurice Level 田中早苗訳「ペルゴレーズ街の殺人事件」

...決して口答えなぞしなかった... 決して口答えなぞしなかったの読み方
徳永直「あまり者」

...跛足（びっこ）の上に聾ときては形（かた）なしだ」「何だと」「ナニ！　主人に向って貴様は口答えをするか... 跛足の上に聾ときては形なしだ」「何だと」「ナニ！　主人に向って貴様は口答えをするかの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...自分は何にも口答えをしなかった... 自分は何にも口答えをしなかったの読み方
夏目漱石「坑夫」

...行っても見られないだろうな」「もうだめでしょう」と一口答えたが...
夏目漱石「三四郎」

...口答えもしないで... 口答えもしないでの読み方
長谷川時雨「田沢稲船」

...十言も口答えをしやがって！　さあ行って... 十言も口答えをしやがって！　さあ行っての読み方
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай　Васильевич　Гоголь）平井肇訳「死せる魂」

...この雨が見えねえか！　今日は休め！」「あたいは学校い行くんだ」富次は狭い台所ににげこんでそう口答えをした...
本庄陸男「白い壁」

...よく口答えをおしだね... よく口答えをおしだねの読み方
宮本百合子「お久美さんと其の周囲」

...「小さなことをやかましく言わないでよ」と口答えした... 「小さなことをやかましく言わないでよ」と口答えしたの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...にくらしい口答えをよくするといって... にくらしい口答えをよくするといっての読み方
柳田國男「日本の伝説」

...決して口答えはしなかった... 決して口答えはしなかったの読み方
山本周五郎「嘘アつかねえ」

...口答えをしやがったんです... 口答えをしやがったんですの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...小生意気な口答えをしやがったので... 小生意気な口答えをしやがったのでの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

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