例文・使い方一覧でみる「取り囲む」の意味

...多分地球を取り囲む... 多分地球を取り囲むの読み方
スワンテ・アウグスト・アーレニウス　Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳「宇宙の始まり」

...もしそれらの器物を取り囲む空白を真っ黒な闇で塗り潰し... もしそれらの器物を取り囲む空白を真っ黒な闇で塗り潰しの読み方
谷崎潤一郎「陰翳礼讃」

...館を取り囲む低木のあたりまで来ると... 館を取り囲む低木のあたりまで来るとの読み方
三上於菟吉訳大久保ゆう改訳「自転車乗りの影」

...島々の周囲を白波が取り囲む... 島々の周囲を白波が取り囲むの読み方
豊島与志雄「蛸の如きもの」

...われわれの周囲を取り囲む... われわれの周囲を取り囲むの読み方
原口統三「二十歳のエチュード」

...振り返ると彼を取り囲む暗い森の中へと進んで行った... 振り返ると彼を取り囲む暗い森の中へと進んで行ったの読み方
Ａ. ビアス　A.Bierce The Creative CAT 訳「チカモーガ」

...忽ち吹雪のやうな羽ばたきをたてゝあたしを取り囲むのである... 忽ち吹雪のやうな羽ばたきをたてゝあたしを取り囲むのであるの読み方
牧野信一「鵞鳥の家」

...火熱はそこから厚い壁の中にしつらえられ・温められるべき部屋々々を取り囲む・たくさんのパイプをとおって家中にゆきわたったのだそうである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...それらを取り囲む無数の品物に対して... それらを取り囲む無数の品物に対しての読み方
柳宗悦「地方の民藝」

...奇異な眼で私を取り囲む人々の中に立って私は繰返し繰返し種々な問いを発しました...
柳宗悦「民藝四十年」

...西南の島から進んできて内海を取り囲む山光水色の中に... 西南の島から進んできて内海を取り囲む山光水色の中にの読み方
柳田国男「雪国の春」

...バラリ取り囲む一同... バラリ取り囲む一同の読み方
山中貞雄「中村仲蔵」

...手に手に棒千切（ぼうちぎり）を持った十四五人が「金貸し後家」の家（うち）のまわりを取り囲むと... 手に手に棒千切を持った十四五人が「金貸し後家」の家のまわりを取り囲むとの読み方
夢野久作「いなか、の、じけん」

...銀杏（いちょう）の根が密封した死人の甕（かめ）を取り囲む... 銀杏の根が密封した死人の甕を取り囲むの読み方
夢野久作「暗黒公使」

...「どこへ行く」一小隊で取り囲むと... 「どこへ行く」一小隊で取り囲むとの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...なおこの期（ご）になってもその自己を――敵軍すべて取り囲む琵琶の湖中においてさえも――珠（たま）の如く愛（め）でて持っている姿であった... なおこの期になってもその自己を――敵軍すべて取り囲む琵琶の湖中においてさえも――珠の如く愛でて持っている姿であったの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...おれの周（まわ）りを取り囲むのか」「悲鳴をあげて狂うからだ... おれの周りを取り囲むのか」「悲鳴をあげて狂うからだの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...蛄（ざりがに）は、彼を取り囲む... 蛄は、彼を取り囲むの読み方
ルナアル　Jules Renard 岸田国士訳「にんじん」

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