...それに極(き)めねば収まりがつかない...
鈴木三重吉 「千鳥」
...その気持はわかるとみんなが言ってますぜ! 今に何かおっぱじまらなきゃ収まりませんぜ」とコンラッドの...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...どうにかこうにか収まりが付いたのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...しろとの手エで収まり付かんようなったんで病院い担(かつ)ぎ込まれたん違うやろかと...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...そういう部分はむしろはなはだ不出来でありまた話の結末もいっこう収まりがついていない...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...そうすればそのさし当たりの問題はそれで形式的には収まりがつくが...
寺田寅彦 「災難雑考」
...」「そんな単純な手で収まりはつきますまい...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...横柄に収まりかえっていられる筈の...
葉山嘉樹 「労働者の居ない船」
...まずそのライフだけは収まりが付くんだから...
二葉亭四迷 「予が半生の懺悔」
...パニックは収まり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...次第に震えと動悸が収まり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...しばらくして波の揺れと浸水が収まり混乱が静まると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...収まりたかつたので...
牧野信一 「彼に就いての挿話」
...彼の第一回の病ひが収まり...
牧野信一 「気狂ひ師匠」
...終ひには気狂ひのやうに暴れでもしなければ収まりがつかなくなつてしまふだらう……...
牧野信一 「毒気」
...泣声は容易に収まりもせず...
牧野信一 「二日間のこと」
...私は校長の某氏が良い部屋に収まり...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...火は間もなく収まりしも...
武者金吉 「地震なまず」
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