例文・使い方一覧でみる「厚ぼったい」の意味
スポンサーリンク...厚ぼったい書翰箋（しょかんせん）を抜き出して... 
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...しまりのない厚ぼったいくちびる...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...厚ぼったい毛糸の類は用いぬ覚悟の様でした...
太宰治 「おしゃれ童子」
...皺よった厚ぼったい顔の皮膚が...
豊島与志雄 「死の前後」
...厚ぼったい敷布を二枚...
豊島与志雄 「白木蓮」
...わりに厚ぼったい肉付があるのに...
豊島与志雄 「反抗」
...やや受け口の厚ぼったい唇にも...
火野葦平 「花と龍」
...厚ぼったい灰色の外套を着こんで...
前田河広一郎 「ニュー・ヨーク 『青春の自画像』より」
...心持厚ぼったい鼻と...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幻滅」
...――小さくて厚ぼったいだけであった...
山本周五郎 「青べか物語」
...久し振りに厚ぼったい帯をシッカリと締めましたので気がシャンとしましたためか...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...彼は厚ぼったい唇を剥（む）いて...
吉川英治 「私本太平記」
...雪のように梢（こずえ）に積んだ厚ぼったい花は...
吉川英治 「親鸞」
...やはり厚ぼったい闇が陰湿（いんしつ）にこめてあるのみだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...喬木（きょうぼく）の厚ぼったい茂りが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...今までは鼻を抓（つま）まれても分らないような厚ぼったい闇を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...厚ぼったい雪のように落着いて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...厚ぼったい手紙を書いて「英ちゃん...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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